悩みすぎて食欲がない…
メンタル不調は「胃」から？
── 「脳腸相関」と脾の疲れ
はぁ…。最近、仕事のことで悩みすぎて、全然お腹が空かないんです。
食べなきゃと思うんですけど、胃がズーンと重くて…。
それは辛いのう。
だが、それは「脾（ひ）」が悲鳴を上げている証拠じゃ。悩みと胃腸はセットなんじゃよ。
えっ、胃腸と悩みに関係があるんですか？
ただの夏バテかと思ってました…。
あるぞ大ありじゃ！
脳と腸はホットラインで繋がっておる。胃腸を治せば、悩みも軽くなるかもしれんぞ。
1. 脳腸相関（のうちょうそうかん）
「ストレスで胃が痛い」というのは、迷信ではなく科学的な事実です。
脳と腸は自律神経を通じて常に連絡を取り合っています。
幸せホルモンは腸で作られる
精神を安定させるホルモン「セロトニン」の約90%は、脳ではなく腸内に存在します。
腸内環境が悪化するとセロトニンがうまく働かず、不安感やうつ気分が増幅します。
つまり、「腹の状態が悪いと、物理的に幸せを感じにくくなる」のです。
漢方でも消化器系の「脾（ひ）」は、「思（思い悩む）」という感情と深く結びついていると考えます。
2. 胃腸に「有給休暇」を
食欲がない時は、胃腸が「もう働けません！休みをください！」とストライキを起こしている状態です。
そんな時は、無理に栄養のあるものを食べようとせず、とにかく休ませてあげましょう。
胃腸いたわりToDo
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お粥（かゆ）を食べる
お粥は「最強の薬膳」です。すでに消化されているので、胃腸への負担がほぼゼロ。エネルギー回復に最適です。
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とにかく噛む
噛むことで唾液（消化酵素）が出て、胃の仕事が減ります。一口30回を目指しましょう。
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冷たいものを避ける
胃は温かい場所でしか働きません。氷水や冷たいビールは、胃の動きを強制停止させてしまいます。
お腹が温まれば、心も温まるんじゃ。
3. まとめ：腸活はメンタルケア
メンタルが辛い時こそ、まずは「食事」を見直してみてください。
温かくて消化の良いものを食べて、お腹の中から安心感を作っていきましょう。
もし「お腹が張って苦しい」「ストレスで胃がキリキリする」という状態が続くなら、お腹周りのもみほぐしや、温熱ケアも効果的です。
物理的に緊張を緩めることで、心もふっと軽くなりますよ。